FP技能検定2級を独学(ファイナンシャルプランナー)で合格することが出来ました。ファイナンシャルプランナー(FP)。なんか名前がカッコ良いですよね!いろんな雑誌やテレビのコメンテーターにも、ファイナンシャルプランナーを名乗る方々が出てくるようになりました。
名前はホント良く聞くようになりましたが、実際、何をするひとなんだろう?そんな興味を持ち始めました。そして、 ファイナンシャルプランニング技能検定 の2級と3級を受験してみることにしました。もちろん独学で。ちなみに私は「実務経験」が0なため、ファイナンシャルプランニング技能検定1級を受験することは出来ません。つらいね。
ファイナンシャルプランナーとは
ファイナンシャル・プランナーとは、(一社)金融財政事情研究会によると、
FP(ファイナンシャル・プランナー)は、顧客である個人や中小企業事業主の相談に応じて、顧客の資産に関する情報を収集・分析し、顧客のライフプランやニーズに合わせた貯蓄、投資、保険、税務、不動産、相続・事業承継等についてのプランを立案し、アドバイスを行う、資産相談に関する専門家をいいます。
とのことです。そして、ファイナンシャルプランナーになるには、
- (一社)金融財政事情研究会‥ファイナンシャルプランニング技士(国家資格)
- (NPO)日本ファイナンシャル・プランナーズ協会‥AFP並びにCFP(民間資格)
上記、金融財政事情研究会(以下、「金財」。)又は、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(以下、「FP協会」。)のどちらかの資格を取得すると、はれて『ファイナンシャルプランナー』を名乗れるようになります。
なぜ、このように2つの団体があるのかわかんないんですが、1つにまとめてもらいたいです。試験を受けよう!と思った時に、ん?どちらを受ければ良いのでしょう。と、迷いましたもん。
FP技能検定 とAFP、CFPとの違いについて。
団体名 | 資格名 | 種類 | 更新の有無 | 年会費 |
金財 | FP技能士検定 | 国家資格 | 無‥一生有効 | 0円 |
FP協会 | AFP、CFP | 民間資格 | 有‥二年毎 | 12,000円 |
一番の違いは、『金財=国家資格』なのに対し、『FP協会=民間資格』だということでしょうか。ちなみに、ファイナンシャル・プランニング技能検定の2級に合格していないと、AFP認定の申請はできません。「ファイナンシャル・プランニング技能検定の2級」が「AFP」の認定試験を兼ねているというようなかんじですね。
・AFP、CFP認定のメリット
- FPに関する最新情報が入手できる。
メリットはこれに尽きるのではないでしょうか。実務に携わってる方々にはとても大事なことですよね。逆に実務をしていない方にはメリットは無いような。
・AFP、CFP認定のデメリット
- 年会費がかかること。(12,000円)
- 期間が2年間であること。
- 上記期間を更新するため、単位を取得する必要があること。
「3」の単位の取得が大変ですね。「AFP=15単位」、「CFP=30単位」の取得をしないと『更新』をすることができません。常に最新の情報を手に入れることは実務家さんにとっては必須のことなので、とても良い教育制度だとは思いますけど、私みたいに趣味で受ける人にとっては、ちょっとムリかな。なんとなくですがファイナンシャルプランナーについて、解ってきました。がっ!私的には、ここからあとが難しかったです。
FP技能検定の3級と2級については、「金財」、「FP協会」のどちらでも受験することが出来るのですが、ナント!実技試験の内容が違うのです。
・ファイナンシャル・プランニング技能検定3級
金財、FP協会ともに学科試験は同じです。しかし、実技試験については、
金財 | 個人資産相談、又は、保険顧客資産相談 |
FP協会 | 資産設計提案 |
と試験問題が違います。
・FP技能検定2級
2級に関しても学科試験は金財もFP協会も同じ問題です。しかし、実技試験となると
金財 | 個人資産、中小事業主資産、生保顧客資産、又は、損保顧客資産 |
FP協会 | 資産設計提案 |
金財は4科目からの1科目選択です。FP協会はブレないですね。一貫して、資産設計提案業務です。どっちが受かりやすいのでしょうね。
・FP技能検定1級とCFP
FP技能検定2級合格後は、「金財」と「FP協会」で、進む道が違ってきます。国家資格である『1級ファイナンシャルプランニング技能士』を目指すのであれば、「実務経験1年以上」つんだ上で「金財」の試験へGOっ!です。民間資格である『CFP』を目指すのであれば、AFP認定をした後、「FP協会」のCFP認定資格試験へGOです。
つまり流れとしては、
- FP技能検定3級→FP技能検定2級→FP技能検定1級。
- FP技能検定3級→FP技能検定2級→「AFP」→「CFP」→FP技能検定1級。
- FP技能検定3級→FP技能検定2級→「AFP」→「CFP」。
- FP技能検定3級→FP技能検定2級→「AFP」。
- FP技能検定3級→FP技能検定2級。
のいずれかというようなかんじですね。2.はスーパーエリートなプロフェッショナルコースですね。私は、5.です。
金財のFP技能検定3級と2級について。
私は「金財」の「FP技能検定3級」と「FP技能検定2級」を受験しました。「実技試験」については、両方とも「個人資産相談業務」です。なぜ、FP協会ではなく、金財を選んだのかと言いますと、、、民間資格のFP協会より、国家資格の金財の方がイメージが良いかなーくらいの軽いかんじです。
FP技能検定2級を独学(ファイナンシャルプランナー)で勉強する場合の教材について。
私は独学で受験したのですが、教材は『(一社)金融財政事情研究会』のHP上で販売されているものを使いました。 3級については、「きんざい・3級FP技能士」。
2級については、「きんざい・2級FP技能士」。この2冊です。
FP技能検定の勉強時間、勉強期間並びに勉強方法について。
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級について。
ほとんど勉強しませんでした。「きんざい・3級FP技能士」を一回、一通り読んだくらいかな。FP技能検定3級については合格率が「50%前後」だったので、これは勉強しなくてもなんとかなるかなと思いました。
ファイナンシャル・プランニング技能検定2級について。
これまた、ほとんど勉強しませんでした。「きんざい・2級FP技能士」も最後まで読めませんでした。テキストを読んでいて思ったんですが、ファイナンシャル・プランニング検定というのは相当に範囲が広いな。狭く深く勉強するよりも、広く浅く勉強した方が良さそうかなと。
かといって、範囲を広げると広すぎてとても拾いきれません。これは、勉強するよりも今まで自分が生きてきた結果といいますか、今までの経験や知識がそのまま結果に表れそうだなと思い、勉強することをやめました。実際、私は宅地建物取引士に合格していて、今は税理士試験を受けているんですが、けっこうかなりその知識で解ける問題が多かったです。

独学で合格してみて思うこと。
ファイナンシャルプランナーという資格を取得するには、本当に多岐に渡る知識が必要になるかと思いますが、私は幸い他の資格試験の勉強の知識をそのまま使うことが出来ました。それに普段の仕事は経理業務をしていますし、仕事を通じて社会保険や年末調整、損害保険について多少なりとも知識がありましたので、勉強時間は無くても合格できたのかなと思います。
私は、ファイナンシャルプランニング技能士2級を持っていますが、「AFP」は持っていません。理由は、
- AFPは年会費がかかるから。
- 私は貧乏だから、お金がないからね(>_<)
- 更新までに15単位を取得しなければいけないこと。
です。私が思うに、AFPやCFPの認定を受ける一番のメリットは『解りやすさ』じゃないかな。例えば、名刺に「ファイナンシャルプランニング技能士2級!」と書いてあるのと、「AFP!」と書いてあるのじゃ、何も知らない名刺をもらう側からしたら「AFP」の方が確実にスゴそうに見えますよね。
下手したら「ファイナンシャルプランニング技能士1級!」より、「AFP!」の方がスゴイと思ってる人もホンキでけっこういるんじゃないかな。FPの実務に関わってる人たちが、お客さんに解りやすくアピールするために「AFP」という資格はあるんじゃないかなぁ。年会費というのは、いわばAFPのブランド料みたいな。そう考えると、ファイナンシャルプランニングの実務に携わっていない、そもそも名刺すら持たせてもらえてない私には、AFPは必要ないかなと思います。
でも、ハズかしくなんてありませんっ!これから誰かにFPのことなんかを聞かれたりしたら、「私はAFPではありませんっ!ファイナンシャルプランニング技能士2級ですっ!」と自信を持って答えていきたいと思いますっ\(^o^)/