簿記論(税理士試験)を独学 で合格するまでの勉強期間や勉強方法等

簿記論(税理士試験)を独学
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税理士試験の必須会計科目である 簿記論(税理士試験)を独学 で受験をし、1回目は「A判定」、2回目の受験で「ゴウカク」(合格)することが出来ました(財務諸表論も同時受験しています。)。

その時のことを書いてみたいと思います。

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簿記論を受けようと思ったキッカケ

当時、接客業をしていた私は事務仕事に憧れ、希望に満ち溢れた未来を夢見て日商簿記検定を3級から1級までの受験をしました。

日商簿記検定1級に合格した後、商工会議所の人に「日商簿記検定1級の合格は、税理士試験の受験資格になる。」と教えていただきました。その時は、そーなんだー。くらいにしか思っていませんでしたが、税理士試験のことを調べ始めると、面白そうです。簿記の知識が生かせそうです。

それに日商簿記検定1級の合格率と税理士試験の1科目の合格率が同じくらいでしたので(←この時はまだ、税理士試験が競争試験だというとても過酷なものだとは知りませんでした。)よーしっ!いっちょやってやりますかっ!的なかんじでした。

税理士試験の受験科目と合格率について

税理士試験は他の試験とはちょっと変わった部分があって、それが「科目選択」と「科目合格」という制度です。

受験科目

税理士試験には全部で11科目あり、その中から5科目に合格することが出来れば、はれて税理士になることが出来ます。ただ、その11科目の中には、「必須科目」と「選択必須科目」というものがあります。

  • 必須科目・・・簿記論、財務諸表論
  • 選択必須科目・・・法人税法、または所得税法
  • 選択科目・・・相続税法、酒税法または消費税法並びに事業税法または住民税法、固定資産税、国税徴収法

上記の中から組み合わせての5科目合格を目指します。そして、面白いのが科目ごとによってぜんぜんボリュームが違うということです。なにをどう取得していくかっ!?けっこう戦略的な側面ありますよね。私はこれを知って、税理士試験って面白そうだなと思いました。

科目合格制度

税理士試験は5科目ゴウカクすれば良いのですが、一度に全部を受けるのではなく、1科目ずつ受けることが出来ます。そして、「科目合格」したものは今のところは一生有効です。これは好し悪しですね。受験が長引く原因にもなりそうです。

合格率

科目によって合格率は変わってきますが平均10%前後です。でも、この10%というのがクセモノです。10%は10%でも、「上位10%」がゴウカクというオソロシイ制度です。このことを初受験の時、私は知りませんでした。

そして、ボリュームの比較的、少ない酒税法や住民税法なんかは平気でボーダー90越えてきますからね。ヘタしたらイージーミス一発で退場させられるという。

簿記論(税理士試験)を独学 で勉強するための教材選び。

初めての税理士試験、私は独学でやることにしました。理由は、お金が無いからです。

TACか大原簿記専門学校

教材は、日商簿記検定を1級まで合格させてくれた『TAC』さんにする気マンマンだったのですが、なぜでしょう?TVCMの♪ホンキになったらおーはらー♪に誘われて。たまには違う学校の教材を見てみるのも面白いかな。と思い、今回は『大原簿記専門学校』さんに決めました。

税理士試験の専門学校はお値段けっこう高めです。簿記論や財務諸表論、法人税法なんかはボリュームが多いためか受講するのに1科目20万円くらいします。私は初年度は簿記論と財務諸表論の2科目受験でしたので、2科目をふつうに受講しようとすると40万円近くのお金です。とてもそんなお金はありません。そこで、『9月開講、初学者一発合格コース(資料通信)』にしました。

この「資料通信」というのは、授業を受ける教室に入ることもできず、WEBで授業を受けることもできない、ホントに教材だけが送られてくるコースです。これが一番安かったので、でも、それでもお金が無くてローンにしました。悲しいね。

簿記論の勉強時間、勉強期間並びに勉強方法。

勉強時間と勉強期間

勉強期間はフルに1年を使いました。1日の勉強時間は60~90分で週5日です。

当時は週休二日制で、休日のうち1日は必ず何も勉強しないでブラブラする日を作っていました。ストレス解消とリラックスのためかな。あとの休日1日は自由な日です。勉強したりしなかったり、いっぱいしたりしなかったり。

簿記論の勉強は財務諸表論と同時にやっていたので、簿記論はこれくらいしか勉強時間をとれませんでした。

勉強方法

教材が送られてくるだけで、誰も何も教えてくれません。なので、ひたすら大原簿記専門学校から送られてくるテキストと問題集を繰り返す日々です。それ以外、何もやってません。

TACと大原の違いについて。

日商簿記検定1級は「TAC」さんの教材にお世話になりました。今回の税理士試験は「大原簿記専門学校」さんです。どちらも実績のある良い学校なのですが、テキストを見てるとけっこう方針が違うようで勉強してみて面白いです。私の勝手な主観ですが、例えば、ある1つの問題を解く際、

  • TACさんは問題をテクニックで解こうとする。
  • 大原簿記専門学校さんは問題を理解させようとする

というようなかんじがしました。

全国公開模試(全答練)。

一般的には全答練というらしいです。試験の2か月くらい前にあります。本番さながらの2時間試験で、結果として上位何%とか合格率とか出してくれます。私は独学でやっていましたから、今、自分はどれくらいの実力があるんだろう?と確かめてみたくて受けました。

本番さながらとはいえ、やはり本番じゃないからか、スーパー緊張しぃな私でもあまり緊張しませんでした。結果は「A判定」でした。合格率は60%くらいらしく、嬉しかったのを覚えています。ただね、財務諸表論がね、そこは別の話かな。

試験対策:無、1年目の試験について。

初受験です。全答練でもけっこう良い成績を残せました。ちょっと自信を持っての試験です。ただひたすらテキストと問題集を繰り返した日々。『試験対策無し』での試験です。結果は『A判定』で落ちました。自信があっただけに本当にショックでした。

敗因は私は税理士試験の「特性」というものを知らず、バカ正直に第一問から順番に解いていったのです。負けず嫌いな私は、どんなに難しい問題でもトバさず挑戦し続け、そして、時間切れでのアウトです。少し時間が経って大原簿記専門学校さんから『解答速報』なるものが送られてきます。中を読んでビックリしました。

「この問題の答えは合わせること」、「この問題は出来なくても良い。」等々書いてあるのです。出来なくて良い問題?なにそれ、何を言ってるのって状態です。

私は、ここで初めて「本番では受験生には解くことが出来ないような難しい問題が必ず出る。そこは出来なくても良い。というかトバさなければならない。』ということを知りました。

独学のキツいとこですね。情報が足りない。誰もそんなの教えてくれなかったもん。

試験対策:有、2回目の試験について。

1年目の試験では『A判定』でフゴウカクでした。2年目です。さて、どうしましょう。去年のテキストと問題集を使いまわしますか。とも思いましたが、どうしても受かりたかったので、お金はかかりますが、また大原簿記専門学校さんのお世話になることにしました。

選んだコースは大原簿記専門学校さんの『簿記論、1月開講上級コース(資料通信)』です。また、「資料通信」なのはお金が無いからです。1年目は簿記論と財務諸表論の2科目受験でしたが、2年目は簿記論だけの受験でしたので、もうひたすらテキストとトレーニングを繰り返しました。

週5日、1日2~3時間は勉強してたんじゃないかな。あとは1日休養、1日教養です。

試験対策

バッチリですっ!去年の私とはワケが違いますよ!マイルールです。

  • 試験が始まったら、必ず全ての問題を一通り見て、大体を把握すること。
  • 難しい問題にこだわらない。勇気を持ってトバすこと。

結果は『ゴウカク』でした。

簿記論の合格までを振り返ってみて。

知らないことは怖いこと。ということを学びました。もし、なんて言葉はゼッタイに無いけど、もし、WEB通信を受講してたら1年目でも受かることが出来たかな。なんてちょっと思うこともありますけど、もし、なんて無いですもんね。

TACさんと大原簿記専門学校さん、両方で簿記の勉強をしましたが、どっちが優れているとかは無かったかな。どっちも良い学校です。テキストもとても解りやすいし、どっちの学校を選んでも合格出来るんじゃないかなと思います。

TAC 税理士独学道場

「税理士独学道場」は、独学のメリットを活かつつ、「最速最良の独学合格ルート」をご提供できるよう誕生しました。
「税理士独学道場」でご提供する「独学マスターWeb講義」は、膨大な学習範囲から、合格に必要な論点をピックアップしているので、限られた時間で、効率的に基礎学習ができます。

スタンダードコースで「65,800円(税込)」安いですね。ただ、通常の税理士コースとはテキストが違うようですね。「教科書&問題集で全4冊」教科書&問題集一体型!と書いてありますけど、1冊がどれくらいなボリュームなんだろ?

通常の税理士コースの「資料通信:133,000円」は資料だけなので講義はナシ。その代わりにレギュラーコースと同様の教材。税理士独学道場はテキストや問題集がレギュラーコースとは異なる代わりに講義「150分×20回」アリ。

独学者にとって選択肢が増えるのはとても良いことだけど、それが逆に迷う原因にもなりそうですね。「ホントに税理士独学道場の教材だけでゴウカクできるのかな?レギュラーコースの人たちと戦えるかな?」と不安になりだしたら止まら無さそう。それならちょっと価格は高くなり、講義は無くなるけど、レギュラーコースと同様の教材を使用できる「資料通信」の方が良いような。

税理士独学道場。値段は安く魅力はあるけど、いま私がもう一回簿記論を受験するとしたらやっぱり「資料通信」を選ぶかな。理由は『教材』ですね。税理士試験は競争試験。上位10%がゴウカクする。みんなが出来る問題は必ず得点し、みんなが出来ない問題は捨てる勇気がいる。みんなと同じ教材を使わないと、そのレベルまでいけないような気がするからかな。